デリヘル経営はゼロスタートなら、半年~1年は閑古鳥状態を覚悟。閑古鳥状態のままで、鳴かず飛ばずそのままスピード倒産も想定しましょう。
原因は1つ。認知です。
認知されていないから女性もお客さんも誰も来ない。認知されるまでは必ず一定期間必要で、それまでに資金が持たないから倒産します。一定の認知獲得までが最初の関門で、ここをクリアできればいかようにもやりようはあります。
デリヘルのフランチャイズ活用は、この認知の部分で大きなメリットがあります。
この記事では、フランチャイズ加盟の良さ、選ばない方が良い加盟条件など、トータルでフランチャイズにはどういったメリット・デメリットがあるのかを説明します。 これから開業予定の方は是非参考にしてみてください。
最初からブランド知名度を利用できるフランチャイズ
フランチャイズ最大のメリットは、既に一定以上認知されているブランドを利用できる点です。
当然ですがゼロスタート店との差は歴然です。
「2000万投下→認知獲得(できるかも?)」
そもそも新規開業するデリヘル店の成功率自体が高くないですから、本当に知識もノウハウも人脈などもない状態のスタートは、スピード倒産も現実的に覚悟する方がよいでしょう。
フランチャイズに加盟することで、最初の関門である認知獲得までの時間を短縮できます。
新規ブランドのフライドチキン店 < ケンタッキー・フライド・チキン
新規ブランドのカレー専門店 < ココ壱番屋
新規ブランドのコーヒー屋 < コメダ珈琲
新ブランドのコンビニ屋 < セブンイレブン
新ブランドの弁当屋 < ほっともっと/ほっかほっか亭
新ブランドで頑張った方が、苦労の分だけやりがいも十分、成功した時の達成感も上だと思います。ただ、初動で軌道に乗せれるかどうかは一番大事な部分。
安全に確実に堅実にいくならフランチャイズ選択は賢い手段です。
デリヘルの場合は商品的な位置付けになるのが女性自身。見たことも聞いたこともない新規店よりは、広く名前が知れている、見たことのある、聞いたことのあるグループの方が安心感があります。 この感覚の「ふわっと」した部分、特に求人ではとても大事ですから、最初から有名ブランドの看板を活用するメリットはかなり大きいと言えます。
経営・運営のノウハウを学べる・身に付けられる
2000年:数百万で開業可能、一発当てれば成功者
2022年:最低1000万必要、昔よりライバル多数、一発当てるのも簡単じゃない
数百万レベルの資金で夢が見れるのは昔の話で、今はもっと資金が必要です。昔はたしかに少ない資金でマンションの一室からスタートしてという時代でしたが、今はライバルも多く集客媒体の費用も安くありません。軌道に乗るまで凌げる資金として1000万~2000万は想定するのが現実的です。
一発当てるレベルの大成功よりも、まずは1店舗軌道に乗せて、複数店舗展開。毎月安定してキャッシュを生み出す組織構築。その先の選択肢。安全に確実に。この方向性で考えているなら、やり方次第でまだまだチャンスは転がっている業界です。
軌道に乗るまで、どれくらいで到達できるか、軌道に乗ってからもう一段上げていくにはどうすればいいか。ここは、経営・運営のノウハウが既にあるとスムーズです。何より失敗リスクを最小限にできます。
女性求人、男性求人、電話対応や運営ノウハウ。ゼロスタートなら、全部自分で考えてやってみて→失敗して→改善して→お店のやり方として定着していく。この過程が必ずあります。 フランチャイズとして、経営・運営ノウハウを学んでいれば、余分な失敗を回避することが可能です。初心者でもわかるような失敗するやり方は流石に回避できるとして、これどうなんだろう?ちょっと試してみようか?というプランや施策に対して、過去の経験と結果を共有することが可能です。広告のクリエイティブどうしようかという失敗してもやり直しがきく内容なら問題ないですが、デリヘルは対人関係でミスできない部分が多々あります。
一般企業の管理職で何十人もマネジメント経験あります俺仕事できますよ!という人が実際にデリヘル内勤としてまったく活躍できないという例は・・・結構あるんですよ。
この辺りのノウハウを学べてサポートも有りなら、業界未経験オーナーにはとても心強いですよね。どこをミスると取り返しがつかなくなるか。どこを怠ると気付かないうちに店が衰退していくのか。この辺は実際に店舗運営をしてみて、大成功した経験・売上が落ちた経験・そこから売上を戻した経験がないと中々伝えることはできない部分です。
宣伝・広告制作でアドバイス、サポートを受けられる
#基本的なサポート内容の一例
物件探し→届出確認
ホームページ制作
求人・営業広告
女性採用
写真撮影
PR文章の添削作成
この他、「運営に関する一通りのサポート」が受けられるところもあります。
デリヘルは無店舗型風俗店ですから、求人・集客は基本WEB経由です。繁華街でキャッチ活動もしません。無料案内所も使いません。ネットがメインですから、求人や集客のサポートがあるメリットは大きいですね。
この辺りのサポートは、あれば助かるし実際とても便利だと思いますから、思う存分活用した方がよいでしょう。
もっと大事なサポート
経営・運営のノウハウを先人から学べたとして、現実どれくらいで身に付けられるかは本人次第。
「知っているんだけど、できない・・・」
これもあるあるです。それでも基本的なサポートがあれば事足りる人もいると思いますが、そうでない人が多いでしょう。
実際に、サポートで大事なのは「こういう状態、局面なんだけど、どうしたらいいか?」というところです。
・内勤からこんなことを言われた。どうすればいいか
・お客さんからこんなことを言われた。どうすればいいか
対人関係がキーとなるデリヘル。対応、言い回し、関係性。この辺のアドバイスやサポートができるかどうか、とてもとても重要だと思います。
フランチャイズ契約について
フランチャイズ契約には、加盟金・ロイヤリティというものが発生します。
加盟金 → 契約時に最初のみ
ロイヤリティ → 毎月支払い
金額設定は、フランチャイズ本部次第です。
本部側が、自社のブランド力・サポート範囲ならこれくらいの金額。という形で設定されていますので、競合他社と比較してみて、じっくりと検討するのがよいでしょう。
利益の〇%はサポートも手厚い分、お金は残らない?
利益の〇%でやっている会社は十分なブランド力があり、サポートも他と比べて手厚い(そうでないところもある)
ただ、オーナーの手元に残るお金は・・・ちょっと寂しくなってしまいますね。
最初は手厚いサポート重視で利益はとりあえず少なくてもいいから知識・経験を最優先という考え方もありますが、利益配分に関してはずっと縛られることが大半。ここは特に慎重に考えたいところ。
当たり前ですが、一番良い形はオーナー自身が自力で利益を作れるようになることです。主役はオーナーですので、成功した時にしっかり儲けは受け取りたいですよね。 本部へ依存しすぎてはフランチャイズの意味が薄れます。気付かないうちに労働者側になっており最悪は奴隷?なんてことにも(一般含めてあるあるな話です)
※スタイルグループは、加盟金0円・ロイヤリティ15万円固定です。
うちは、利益の〇%という契約ではありません。
経営・運営方針のルールと制限
ブランドを利用する以上は、どこでも最低限のルールや制限があります。
こちらも会社次第ですが、ブランドイメージを壊さない・変更しないのは大前提で、少なからず影響がありそうな場合はその都度協議という形です。風俗ですので、例えばブランドコンセプトと違うプレイ内容はどこまで追加していいのか?などです。
経営面でいえば、基本の価格帯はどこまで合わせればいいのか。一時的なイベントでどこまで価格帯を変更していいのか。女性へのバック率はどこまで変更可能なのか。運営するのに必要な広告媒体や仕事道具の仕入れで何か制限はあるのか。男子スタッフの報酬や待遇は合わせる必要あるのか。などなど。
この辺りは、しっかりと確認しましょう。
スタイルグループのフランチャイズ紹介
うちのフランチャイズは、本部は薄利(月額固定15万のみ)でオーナーが儲かる仕組みです。
※通常は薄利なら多売するのが常です。そもそも個人能力に依存してしまう業態なだけに、利幅を大きくしたいところですが、うちは薄利で多売する部分を自社努力という考え方でやっています。
1店舗増えても正直まったく利益はでません(本業の方が遥かにいい)
うちは、加盟者オーナーの店舗が増えることにより、うちも本部も潤うというスタイルです。それが他のFC本部との違いです。