舐められたら負け？人生は常に交渉事で、結局は勝ち負け主義

こちらが、優しく、丁寧に、低姿勢で接する。
すると相手が舐めた態度を取ってくる。
だからこちらも態度を調節する。
すると相手も舐めた感じを緩めてくる。
これで、ようやく一段落。ここから人間関係がスタート。

これは、人間関係でよく見る光景。人の営み、挨拶代わりであり文化であり、もはや様式美？またはただの三文芝居かもしれません。最初からそんな態度取らずに普通にせえや！･･･こう思う人もいますよね。

誰に対しても一定の態度、礼節で対応できる人間は少数。

風俗業界だから、こういう例が結構あるかと思いきや、実は一般業界よりも事例は少ないんです。

人生は常に交渉がつきまとう

どちらの立場が上で下なのか。どっちが強いのか弱いのか。学校でも、職場でも、家庭でも、どこにでも交渉・勝負事が付いて回りますよね。
どちらが上とか下とか無い、平穏で平等で優しい所はないのか。そう考える人もいるかもしれません。しかし、残念ながらほとんどそんな場所はないようです。

まだ文明が発達していない大昔、砂浜で貝を集め猪を狩ったりしていた古墳時代に、中国から稲作が伝わりました。自然のものを取るのではなく、人々が自ら時間をかけて育てた最初の食べ物が米。これが主食になりだしたころから、米の争いが始まったと言われています。天候で収穫が左右されるため、米が足りなければ、近隣の村から奪ってしまおうという発想。自分たちの家族や村を守るために、他の村と戦って強奪。何かを守るために→戦うのが人間です。

国単位ではなく、普通の人々の間では、武力で制圧牽制という時代から他のもので制圧牽制する変りました。そして、守るものが家族の食い扶持ではなく、自分自身の立場や見られ方に変っていきます。これは色々と種類があり、中・高時代～は想像しやすいかと思います。そして大学へ行き社会人に。そこから、経験を積んで社内での立場、家族ができれば家庭内での立場も。

家庭内なら分かりやすい例で浮気がバレて妻に謝罪･･･から家庭内での肩身が狭くなる。社会人なら仕事でつまらないミスをしないか。例えば何かのミスで取引先に負担や迷惑をかけてしまった場合に、「じゃあ代わりにこれやって」と暗に要求されてしまい断れなくなるケースも。そもそも結果にほとんど貢献していない場合はあまり発言権がないという会社もあります。結果にどれだけ貢献できているかはどこの会社でも共通して本人の強さに繋がります。

また、どこかの会社では声の大きさや、頭の良さそうなそれっぽい発言や雰囲気で立場が決まってしまうところもあるのだとか。

舐められないように、小さな勝負事でも勝を積み重ねて、何かを獲得します。それは、見られ方や立場、評価など。今の社会はこれらがないと色々と不利を受けたり、不遇にさらされてしまう可能性が高くなってしまいます。結局は勝ち負け主義がそこらへんに沢山あるんですよね。

風俗業界も常に交渉事

スタッフ視点では、対お客様。仲間である同じスタッフ。ここまでは、一般の会社と同じです。お客様がいて、同僚がいる状態。風俗は、ここに女性が加わります。女性とのコミュニケーション。

ストレートに分かりやすく言いますと、「ミスばかりする仕事のできないスタッフの言うことは誰も聞いてくれない」という事になります。

自分の言うことが何も通らないので、仕事にならない場面がまぁ･･･結構あります。風俗と似た業界でいえば、キャバクラやクラブなどのナイトレジャー業界。店内に女性がいて、スタッフが女性とコミュニケーションする必要がある部分でとても似ている業界です。こちらはスタッフが仕事のデキる人かそうでないかによりシビアで、中々ドライに評価されてしまいます。仕事評価単体でもそうですが、男としてこいつは強いのか弱いのか。みたいな物凄く人間性を問われてしまう部分も評価されます。

風俗の場合は、ある程度寛容だと言えます。仕事がデキるデキない、男として強いのか弱いのか、業界比較でいえば大目に受け止められやすいです。ですので、基本的には仕事をちゃんとできているかがベースにあり、プラスアルファで人間性があれば尚よしといったところです。人から好かれる性質の人間性◎な方はすぐに出世できる点で、風俗業界は誰にでも平等に大きなチャンスがあります。