完璧な人間はいない。風俗店員として陥りがちな性格形成の罠。

これから風俗店で働く人へ向けて。

誰でも陥りがちで、実際にこの業界ならでは、あるあるな罠をお伝えします。

一定数の方が、この罠に陥る可能性があります。

自分がデキると認識してしまう状況

風俗店という環境で長く働き、部下もできて教える立場になると、途端に勘違いしやすくなる。自分と新人とをまっさらな状態で比較するのは案外難しく、仕事を全て知っている教えている自分、仕事を覚えている最中の新人。風俗業務の枠組みの中で、自分よりも有能な人材と出会う機会が少ない錯覚に陥る。教えたことに躓く新人を、過去の新人と比較してどの程度なのかと図る。自分はすぐにできるようになっていた。何も躓かなかったと自分の過去を美化するようにもなる。
たまたま、不器用な新人が続けて入ってくると、自分がデキる人間で、他はダメという認識がさらに強くなります。

「自分＞新人」

この図式ができあがり、経験を重ねるごとに「自分」というものが強くなっていきます。たしかにお店の役職ではこの通りの図式です。

ただし、あくまでお店の枠組みの中だけの話です。

この例は、一般でも十分にある場面ではありますが、風俗業界は正直言ってしまえば、一般よりもこの状況になりやすいです。世界的に有名な企業の花形部門、高学歴で既に実績も十分な人ばかり転職してきて給与も憶単位で期待できますみたいな世界ならば、周りが全員有能なため、正確に自己評価できるでしょう。しかし、風俗業界は、まれに優秀な人材が来ることもありますが、一般企業で何かしら上手くいかなかった人が、再起を図るために訪れることの多い業界です。

比較対象がそこまで信頼がおけるかというと･･･そうでもありません。

一般社会よりもこの罠に陥りやすく、ある意味では、不可抗力？なのかもしれません。

つまり、人一倍気を付けないといけません。

ここから更に悪化する人もいる

どういう訳か、自分がデキる側だという強い認識が行き過ぎると悪い方向にいってしまう人もいます。自分がおよそ完璧な人間でもないのに、他者を見下し、必要以上にダメ出しや評価をするように。気付いたら、四六時中「あいつはダメだ、あいつは頭がおかしい、あいつは頭が悪すぎる」など、批判ばかり言う人になっているかもしれません。

口を開けば誰かの批判や悪口。仕事の愚痴ばかり･･･見ててつらいですよね。

※全員ではありません。こうなる人もいますということです。

悪口や愚痴を言っている本人は何かしらストレスが発散されて気持ちがいい。批判することで、自分を肯定し、慰めているなんて見方もあるそうです。こういった部分がゼロの人間はいませんが、比率の問題で、会話の1-2割程度なら平均的なのかもしれません。けど、会話の9-10割がこうだと･･･それを聞いている周りは正直辛い･･･「またか」と愛想笑いに苦笑い。ここまでくると、風俗関係なくあるあるで、どこにでもいるダメになりつつあるおっさんの代表イメージですね。