風俗は、一般企業のように1フロアにスタッフ40～50人がいる業界ではありません。
個人店など多くの風俗店が5～6名規模。
10～12名規模以上になるのは、1つの事務所で複数店舗を運営している会社くらいです。全国に何十とグループ展開している風俗店でも、1つのお店単位で見れば組織規模はどこもミニマムです。（※グループ展開している会社には本社機能があります）
無店舗型のデリヘルは、マンションの一室から営業ができる形態。ソープなどの店舗型風俗も、多くは1店舗で部屋数10～20の範囲。同じナイトレジャー・水商売系のキャバクラなどで1店舗に40席以上あるのとは違って、店舗型の風俗は1部屋1部屋が個室で、ほとんどがビルの1フロア賃貸ではなくて、物件そのものが風俗店という形です。そのため、どうしても規模はミニマムになります。
組織規模が小さい→ 小回りが効く、そして昇給スピードが早い
例えば営業会社で営業マンが50名いる場合、この大勢の中で競争が起きます。学生時代の1クラス人数の1.5～2倍規模です。大体2クラス分くらいの中から凌ぎを削って上位を勝ち取らないと出世が叶いません。
しかし風俗は規模的に1/4～1/5程度で計算ができます。
→純粋に母数が少ないため競争が激しくない
管理者がマネジメントできる範囲の上限人数
みなさんも聞いたがあると思いますが、一般では管理職がマネジメントできる人数の範囲には上限があるというものです。
学生の1クラスでは30名～40名程度
（ある程度一方的な情報の流れでやることがほぼ決まっている）
仕事だと「5～8名程度」
このように言われているようです。
５～8名程度→ ほとんどの風俗店のスタッフ人数単位です。
つまり、世の中で良いとされている理論値にちょうどピッタリ当てはまる組織体です。
管理職がしっかり管理できる規模→ちゃんと評価されやすい
あくまで事業次第ですが、どこの組織にも必ず管理者はいて、部下は管理者から評価されます。
自己評価＆管理者側の評価が一致してれば、正式な客観的な評価として定める組織もありますが、細かくそこまでやれている会社はどちらかといえば少なく、管理する人数が多くなればなるほど、管理者のマネジメントが行き届かないということはどこでも発生しうる問題です。
これは一般企業の話。
役職的に、管理される側の人達からすれば、組織体が大きければ大きいほど、自己への評価に対して、正確だと思えなかったり、何か納得が行かない部分も多々あるはずです。それは、そもそも1人の人間が管理できる人間の範囲には上限があるとされていて、5名～8名までくらいだと一般的には言われており、これを超えると、何かしら事業自体の体質やルールが補助してくれないとちゃんと管理するのはやっぱり難しいよねというものです。
風俗店は、多くがこの範囲に収まります。つまり、管理者自身がちゃんと管理できる土台がある前提ということになります。
→ちゃんと仕事をこなせれば、ちゃんとした評価をされやすい職場です。（一般の多くの企業と比べて）
評価自体がある程度正確だと見込める→査定サイクルも早い業界
そもそもですが、風俗業界には日本に古くからある年功序列や終身雇用のような考え方がほとんどありません。基本的にどこのお店でも実力主義が中心です。実力があるスタッフに、より重要な業務を任せることでお店の売上が作れます。
業務の中に、女性ケア・お客様対応があります。人と直接コミュニケーションをする繊細かつ簡単ではないものです。ここがどうなるかで、お店の売上は決まっていきますが、ここをちゃんとできる人材に任せていければ店舗運営は安定します。
そして、先程説明したように、風俗業界は店舗単位が一般と比べてミニマムなため、大前提で評価自体がある程度正確だろうと見込める点がメリットの１つです。
1人の管理者が40名くらいマネジメントをしていたら、自分のことをそもそもあまり分かっていないなどの不安も発生しえると思いますが、風俗店では５～10名程度なので、そもそも自分のことをある程度分かっていてくれるという安心感があります。実際に、部下のことをある程度把握するというラインを踏み外す管理者は少ないと言えます。
そのうえで、業態的にも昇給・昇格のスピードサイクルを早くしたほうがお店にとってもプラスで、もちろん働く側にとっても非常に嬉しいことですよね。
風俗は昇給スピードが圧倒的に早い業界です。
