もし弱い立場なら絞って尖らせて突き進む作戦も一つです。

これから風俗業界で就職・転職するお店を選ぶときに他社の二番煎じ三番煎じをしていないところを選ぶ視点は賢いと言えます。

風俗にしても一般でも同じですが、流行ってるビジネス、儲かる仕組みの成功事例が出てから追随するまでは良いのですが、コンセプトや方針まで似通っているなら恐らく経営陣は何も考えていません。相乗りして儲かったらラッキー程度のノリです。これが中規模以上の企業なら人材レベル資金規模で戦略選択肢は増えますが中小企業レベルならかなり危ういかもしれません。

風俗店って日本に1万件以上あるんですね。それで人口ピラミッドが現在進行形でしぼんでいるのは中学生でも知っている事実であり、これから確実に起きることなんです。パパ活などをはじめとしたグレーゾーンも認知が広がりつつあって、これは風俗業にとって競合にあたります。こういうのは近年増えていて恐らく今後も形態を変えて色んなものが出てくると思われます。稼ぐために生き残るためには相乗りして儲かったらラッキー程度のノリでやっていると確実に死が待っています。特に中小規模レベルなら尚更です。

なんとなくこのレベルの女性がいますよ~。店名聞いてなんだから良く分からないし他の店との印象も同じだけどまあそこそこの感じで遊べますよ~。どうですか~お客さ~ん。

みたいな感じでやっていくと印象にも残りませんし、何かハッキリと分かる目印もないしで、純粋にコスパ勝負になってきます。

「いやいや風俗って結局はコスパでしょ?」という意見もあると思いますが、風俗店の売上を構成している大部分はヘビーユーザーのため、実際はそう単純なものでもないのです。コスパ勝負というのは他社より安いかまたは同じ価格にするのか。そして、女性のレベルや接客のレベルは他と比べて何回か利用してみて”印象”はどうだったか。どういった記憶がお客さんに残ったのかになります。そして接客レベルというのは女性が勝手にスタッフの知らないところで努力して全員がよろしくやってくれるというものでもないわけです。ここでスタッフの技量みたいなものが試されるわけですがここもそう簡単な話でもありません。

簡単な話ではないために昔から風俗業というのは現場主義であり現場次第だと言われています。

じゃあ、現場がダメなら死ぬしかないのですか?→概ねそうなります。

ただし、それでもお店のコンセプトと方針が差別化されていて、これがお客さんにウケるのなら経営難易度が違います。この記事を見ている方にとっては「自分の稼ぎと、どれくらい安定してこれが続くのか」という点で、お店次第で大きく結果が変わります。

「絞って尖らせて突き進む作戦」を実行しているお店を探してそこで働くのが1つのアドバイスです。

もちろん、既に流行っているお店、昔から有名なお店というのはすぐに廃れる可能性は低いかもしれません。風俗は腰掛け程度だよという求職者なら正直どこでもいいと思います。しかしそうではなくて家族のために長期的な自分の目標や夢のためにあえてこの業界を選ぶのなら、お店選び会社選びというのは集中して真剣に選ぶべきだと思います。

小中規模レベルでお店を選ぶならコンセプトが明確なのかは1つの指標です

A:その辺の女の子テキトーに集めてきたよ~、他より安いよ~

B:JKにしか見えない子集めてきたよ~、性格真面目な子しか採用してないよ~、話してみると優しくてプレイは癒されるよ~

ABの二択なら即答ですよね。熟女好きでないか罰ゲーム面白半分でない限りはどっちか成功しそうかは明白だと思います。あとは価格がどれくらいなら許容できるかリピートし続けられるのかです。この例は極端かもしれませんが、コンセプトや方針はとても大切です。必ず競合他社がいるのがビジネスの世界です。稼ぎや自社利益は生活・個人の目標を達成するために必要ですが、もっと根本的な社会的に誰かに対して利便や幸福、楽しい時間を提供できているかどうかはサービスが永続するためには欠かせない視点です。誰でも知っているように市場は自由競争ですから世間や社会に受け入れられるかどうかは結果が全てです。

受け入れられ続けるかどうか。お店が他と比べて存続しやすいのかどうか。これを見ている方の稼ぎとこれがどれだけ続くのか。従業員視点では自分の稼ぎが重要だと思います。

ですので今の時代に競争過多な風俗業界で他より沢山稼ぐために必要な視点の1つは「コンセプト・方針が明確かどうか」という点になります。

※補足として業界知識
デリヘルは誰でもいくらでも新規出店できますが、ソープ系は新規出店ができません。ライバル数に上限がないのがデリヘルで、ライバル数の上限が法律で設定されているのがソープです。デリヘルはオフィスワークのため体力的にはソープよりずっと楽です。対面接客なしでその分少し気楽。ソープは立ち仕事中心で部屋の掃除などもあり体力が必要です。その分初任給が少し高いのが相場で身だしなみや清潔感も必要です。デリヘルは同じ事務所で複数店舗を展開可能で統括ポジションまでいけるとものすごく高給取りになります。ソープは実店舗が必要でしかも法律で新規開業できないため、既存店の買収が必要なのでハードルが高いです。利権ではありませんが長期で安心安全とも言えますし、中にはソープでも店舗展開しているグループもあります。

#挑戦し続けている会社がもしかしたら最適解かもしれません

既に有名な会社、大きすぎる会社は除いて、日本の9割以上は中小企業なんです。

技術進歩はおかしいくらいに進んでいます。知っていますか?5-6年くらい前の2017年ごろなんて、ライフワークバランス重視こそ人間の幸福!副業しよう!会社に縛られない!記事を書いて副業お小遣い稼ぎみたいな風潮あったんですよね。WEB業界ではSEOが超大事みたいな世の中です。今はどうでしょうか。SNSそしてchatGPTが出現して当たり障りない記事を書くライターなど目も当てられない状態になりました。たったの5-6年です。でもchatGPTって既に5-6年よりももっと前から技術者の間では誰がいつ出すのか?という見られ方だったんですよね。

記事をライターに依頼するよりも、chatGPTで制作した方が最低でも5倍以上は安上りです。活用できる人材が中小企業なら1-2名いれば何も問題ありません。他の業界でもAI・ロボット導入は進んでいて、身の回りだとコンビニの店員は外国人多いですよね。セルフレジもまだ酒類NGなどはありますが進んでいます。

今はこんな時代です。ただ日本は海外のように即リストラされません。労働組合もあり法律もあります。でも今はまだなんです。5-6年くらい前にWEBライターが危機に陥るなんて風潮はありませんでした。数年や5-6年後に今の職業が危うくなる可能性は全員等しくあります。そんな時代で生き残り稼ぎを確保するために何がキーになるかというと変化に応じて挑戦し続けるという点はとても大切になってきます。

風俗に話を戻すとデリヘルなら独自コンセプト(ブランド)、老舗としての周辺関係業者との関係性。ソープはソープで利権ではありませんが特殊な恩恵。これにプラスして挑戦し続けている会社を選ぶ視点が、従業員スタートする個人の会社選びの視点ではとても大事になってくるはずです。

既に有名なお店、大きなグループでしたらそれだけで安心感があります。でも他多くは小中規模です。その中から働く先を選ぶ時に会社の基本方針が他社の二番煎じ三番煎じだけにとどまるのならこの先どうなってしまうのか想像してから決めた方が未来が良くなる可能性が少し上がるはずです。

今の規模や状態ももちろん大事ですが、働こうとしている会社やお店が将来どのようになっていくのかという視点は持っておきたいですね。