成長の見込みがない状態なのに、一般業界で昇給昇格を頑張ろうとする意味がわかりません。

もう30代中盤に差し掛かろうとしてるのに、稼ぎたいけど一向に昇給昇格できなくて真剣に悩んでいる一般業界の方へ。

・一般業界での昇給昇格がいかに難しいか
・昇給昇格への道筋は少ないため悩んでも仕方ない
・判断が遅い人から取り残されて詰むだけ

「昇給昇格」という単語は夢と希望が詰まった未来への明るい道筋です。事務職などの予め区切られた職務以外では「昇給昇格」があるように見せておかないと後々問題が生じるため実際に存在しないまたは超難易度が高くとも「ある」と思わせておかないと都合が悪いのです。月額1~2万程度は昇給昇格ではありません。5万~10万ステップアップして初めて昇給と呼べるでしょう。

(一般の話し)
軌道に乗ったあとの事業で真面目に昇給昇格を目指すことは不利です。引き抜かれて→いきなり責任者ポジション。技術者採用。このような実績やスキルを買われる以外の方法で入社して昇給昇格を目指すのは難易度が高いです。

例えば女性マスカラの中小規模メーカー。自社開発の商品があり販売経路は店頭とインターネット。消費財で価格は1,500円ほど。リピートしてくれれば3~4ヶ月に1本購入してくれる。まつ毛をカールした形でキープする。1日キープしてくれる。まつ毛1本1本が濃く見える、長く見える。少しキラキラする(光の反射/素材)。

こういった事業で働いて昇給昇格がしやすそうなポジョションはどこか?

まず営業。

マスカラを店頭に置いてくれるように商談するのが仕事。ドラッグストア、雑貨屋、コンビニ、スーパーなど。軌道に乗っている事業のためすぐ思いつく販路には営業してると考えるのが普通。例えばコンビニに置いてないならコンビニ本部との商談が不成立だったか、中小規模だからか商談にすら至っていないか。商品を置く店は売れるか不明なものは見送り、もし後でヒットする商品ならその時に仕入れればいいかという考え。商品がマスカラだけなら置いてくれるお店をひたすら探して営業する仕事。他の商品もあるなら既存販路へ他の商品を提案するルート営業的なこともする。今だとSNSで話題にしてもらう。有名人に使ってもらう。これらのキーになる人物とコンタクトを取る。取れたら商品PRをする。商談する。

次にマーケティング部門。

既に製品PR用のWEBサイトはある。雑誌にもネットにも広告は出している。今よりも認知を広げて売上を増やしたい。どうするか?→そもそもここの課題をどうにかするためにマーケティング部門は存在している。どうにかするのを前提に人件費と広告予算が組まれている。さて、どれだけ数字を改善させたらそれが自分の昇給昇格にどの程度繋がってくるのか?→少し数字改善した程度ではたいして給料変わらない。

給料は会社の売上から出るため売上に関係した成果がないと給料UPは望めない。仮に自分が経営者の視点になったとして、営業ポジションならどれくらいの成果でまともに昇給させたいと思うか。マーケティング部門ならどれだけ数字改善したら昇給させたいと思うか。営業は扱う商品の利益を考えてどれくらいインパクト与えないといけないのか。マーケティング部門なら改善する前提の部門でどれくらいインパクト与えないといけないのか。商品も会社が用意して広告予算も会社が用意している環境の中で、敷かれたレールの中でまともに評価されるラインはどの程度なのか。

現実的に昇給は難しい

色々揃っているから、それとなくある程度仕事をこなすにはよい環境であると言えます。しかし真面目に昇給を目指すとなると…ハードルは低くない。サクセスストーリーみたいにホップ・ステップ・ジャンプできるイメージができない。実際に働くとこんな人が多数。

まずハッキリ分かってることは

・能力がないと成果を出せないこと
・能力が足りないなら伸ばさないといけないこと

この2点が確定してます。

次にこれがとても難しい問題なのですが、、自分の会社の売上をそこそこの規模で上げるための作戦を作れるのか。作業に落とし込んだ作戦を作れるのか。その作戦が成功しそうな事を経営者に説明して納得してもらい今以上の予算を組んでもらえるのか。予算までは置いておくとして少なくとも「成功しそうなイメージは持てる(もちろんやってみないと分からないけど)」くらいの絵を描いて人へ説明して、実行できる能力がないといけませんよね。

頑張ってるけど給料安いな~程度の感想しか持てないような人が、昇給を目指してはいけない世界です。

きっと時間の無駄です。

自分がその仕事へフルで時間を割いているにも関わらず給料が安い理由というのは明確なはずです。明確なためどうすれば打破できるか?も明確なはずです。

・会社が嘘つき→会社が悪い→意見するor他へ行く
・能力が足りない→能力を伸ばす行動をする→成果をだす
・能力が足りている→成果がでる→昇給がない?→意見するor他へ行く
・能力が足りている→成果がでない→会社が足を引っ張ってる?→改善するor意見するor他へ行く

入社時に奴隷契約にサインしてしまった→成果がでてるのに昇給できない会社も辞められないだったり、他にも諸事情ある人もいると思いますが、多くのケースでは即断即決できる事柄のはずです。

何も事情がなくて立ち止まって給料安いな~と時間を浪費してる場合じゃありません。

能力を伸ばす行動をするという部分でも、積み重ねと習慣の先にしか能力UPは実現できないため多くの人が脱落すると思います。よって能力が低いひとはそのままずっと能力が低いままということになります。昇給昇給を望みさえしなければ、能力なんて実際どうでもいいことなのですが、「稼ぎたい!」という願望が強いとその分だけ苦しむことになります。

成長の見込みがない状態なのに、一般業界で昇給昇格を頑張ろうとする意味がわかりません。

真面目に一定期間以上なにかを積み重ねてこれた実績がないのなら、もう一般業界での昇給昇格は諦めたほうが賢明でしょう。

それも1日でも早く。

稼ぎたいという人が一般業界で昇給昇格できる見込みがないと自分でも分かっていて、他に何を得ようとしているのかが疑問です。

風俗水商売業界へ飛び込んだら、ずっとずっとイージーなことを知っているにも関わらずそれをしない。

能力が同じAくんとBくん

Aくん30歳
一般は諦める。即断即決で風俗業界へ。
初任給30万
1年後35万
3年後40万

Bくん30歳
一般で頑張りたい。給料が上がらないかな~
現在25万
1年後25万
3年後25万

Aくんは友人家族へ風俗業界で働いていることを伏せているため、飲みの機会では基本的にちょっと肩身が狭い。でも収入は増えて生活が潤っている。

Bくんはやりたい仕事頑張ってるけど上手くいかなかったり愚痴ったり、友達家族ともいつもどおりの感じで収入以外にストレスはない。

問題は10年後なんですよね。。。

20代の人はまだわからないと思いますが、40歳前後になると昔の友人との関係って徐々に少なくなります。これはあらゆる人がそうです。みんな家族いるしそれぞれの生活あるし、若い頃には「そっちの仕事どうなんだよ?出世したのか~」なんて雑談もあって張り合いもありますが、年齢重ねるとそもそもそんな事を話す友人も少なくなっていき、若い頃の張り合いなんてどうでもいいなんて価値観にみんななっていきます。自分の生活、自分の家族、自分の枠組みの中でどう幸せを見出していくかにシフトしていきます。

20代~30代前半の人は「風俗で働くって言うのが恥ずかしい…」と考えたりすると思いますが、それは年齢を重ねればどうでもよい些末な事柄になります。20代でも想像できることです。

先々で、特に自分のことを詳細にイメージして想像することはとても大切です。

未来の時点で何が大切になりそうなのか。

今の世の中で稼ぎはどうしても切り離せないものなので、ここが大事だと思う場合は即断即決で風俗業界へ飛び込むのが、結果的に賢明な判断となるでしょう。