風俗を含めた水商売界隈には一定数いる、上司を過剰に崇拝する人。
・あの人ほんとすごい人!
・あの人は心底尊敬している!
・あの人みたいになりたい!
・あの人がいたから俺は今がある!
・あの人にずっと付いていきたい!
・あの人には本当に感謝している!
目標的存在であり、ある意味で心のよりどころであり、正常な自我を保つ重要なものかもしれませんが、過剰になっている可能性もあるため、少し落ち着いてください。あの人のようになりたい!よりも、あの人程度になれない自分やばくないか?自分が許せない怒りを原動力にしたほうが、多くの人は成長しやすいです。
水商売界隈で、本当に本当にすごい人なんて、滅多にいません。
アナタが活動してるステージは高くはないので、上を見るならずっとずっと上を見ましょう。
これは一般論ですが、風俗水商売にやってくる人達というのは、一般で何かしら上手くいかなかった人達です。一般論であり多数がそうであるということだけで、もちろん全員がそうだとは言っていません。
理由は単純で、
・キャバクラのボーイです!^^
という友人はいなかったでしょう。
これが答えです。
これを書いている私も含めてですが、世の中には知能・能力・実績に応じたより良い報酬・待遇・環境・立場が多数あります。楽しくて最高な環境があります。私は小さい頃はプロ野球選手になるのが夢でしたが、現実は風俗業界で今仕事をしてます。意義や楽しさをどんな環境や仕事でも見いだせるように工夫して努力してるだけで、正直この仕事めちゃくちゃつまらないですよ。
なにはどうあれ、少年の頃に夢見た仕事ではなくて、全く想像もしていなかった風俗関係の仕事をしている。同じ環境にいる上司や店長や現場責任者なども全て全員雇われで、役職は違えど正直大きな差はない。雇われの社長でさえ同じです。所有者であるオーナーを除いて全員ほぼ同じです。
→上司を過剰に崇拝するのはきっとやりすぎです。
あの人ほんとすごい人!…大丈夫です。外に出ればただの凡人です。
風俗・水商売関係の多くのお店に出入りしている経験があり、スタッフ同士のミーティングや雑談、普段の業務を目にする機会が豊富にあります。3つに1つのお店に必ずいるんです。上司を謎に崇拝する人材が。
「あの人ほんとすごい、まじですごい!」…分かったから少し落ち着けよという気持ちに毎回なります。言ってるヤツはだいたい平社員で、周りから嫌われてる訳ではないけど、少し周りから小馬鹿にされている雰囲気で、ちょっとイジられたりもしてる印象。
強く憧れるような気持ちを少し別の方向にできたらもっと出世できるかもしれないのに…ともったいない気持ちになります。
風俗水商売業界の雇われで、本当に能力秀でた人は稀にいますが、1000人とかではなくて10万人に1人くらいの割合だと思います。ほぼ全員ただの凡人ですので大丈夫です。強く強く崇拝するに値する人物はそういません。
もちろん、アナタ自身も当然ながらただの凡人です。
過剰に崇拝して尊敬する必要なし。
アイツも凡人で俺も凡人だけど、アイツのここは俺より秀でてるから素直に見習っておくか。くらいでちょうどヨシ。
一般論ですが、風俗水商売業界は一般業界で何かしら上手くいかなかった人達が集う場所。
その中で少しすごいくらいの人材を基準にして、すごい!とか言ってるのはもったいないです。
もっと上はあるに決まってます。
最悪なのが、低い基準でずっとすごいすごい!と思っていた自分が、ある日そこに到達してしまった時に、とてつもない勘違いをしだして修正不可能になることです。
すごい!の基準が低いと自分にとってロクなことがない。
イーロン・マスクさんとか孫正義さんレベルをすごい!尊敬する~!って基準にするのはいいんですよ。創業事業主でもない、ただの雇われで、国民が小さい頃から目指さない業界で、そこで自分より少しくらい経験が長い上司を過剰に崇拝尊敬するのは…たぶんですがあまりよいとは思えません。申し上げたように自分の基準を下げてしまうリスクもあります。
追い越す気持ちで仕事をしましょう。追い越せます。
世の中にいる創業社長オーナー人種。ステータスいびつな人多いですが、まぁ強いですよ。ハッキリと強い。
一方で、世の中にいる雇われ優秀そうな人材。演じている役割の中で優秀そうですが、強いか弱いかでいうと「こいつ微妙じゃね?」というヤツ本当に多いですよ。
会社環境・役職上の権利を行使して「優秀そうで、偉そうなだけなんじゃない?」というやつが多いことに気付いてください。事業体の売上利益への貢献度に対してという軸で見て、「自分の上司がどう貢献してるのか」…上司が微妙そうなら逆に自分が追い越せるのではないか?このような考えは必要です。
売上利益に影響の少ない部分で、好みで仕事してそれっぽいオママゴトしてる上司がいたら下剋上のチャンスです。
成長志向を大義に搾取するなんてよく聞きますが、「成長志向」それ自体は正義ですので、自分が得をするように自分のために考えて考えて、自分のためにすごい!の基準を高くしていくのがこれからはより大切です。