SNSで某有名事務所の公式謝罪文章が流れて少しばかり賛否両論が起きました。
B 別に内容が伝わっていればどっちでもいいのでは。
内容が伝わっているかという点 → YES
文章が小学生みたいだという点 → YES
日本は、社会ルールやビジネスマナーから少し外れると「割りとディスられますし、小馬鹿にもされます」品格がないとか、レベルが低いとか、その程度の人とか、色々と言われてしまうようです。
もちろん一般基準に沿っていられたほうが良いのですが、普段から接していたり、ちゃんと勉強してないと分からない場合もあります。
ビジネスマナーがちゃんとできている人が正しい。みんなできてるんだからアナタもちゃんとしなさいよ!という親切丁寧なご指摘だと受け止めて勉強してできるようになる心持ちが良いのかもしれませんね。(この辺がしっかりしているから広い意味での日本文化が維持できていて、秩序も維持されてる部分もあり、実は結構大事なんです)
一方で、売上利益・関係者全員の稼ぎへの影響度が低い事柄はそこそこできる範囲で頑張ればいいのでは?みたいな考え方もあります。
一般企業、特に組織がきっちりと整備されているところは分業制です。売上を作って稼いでくる部門がある、その他をサポートする部門がある。みたいな感じです。でも、そうでない組織では、1人がマルチに色々とこなさなければいけなかったり、あれもこれも担当することがあります。抱えきれる仕事量や意識を向けられる事柄には限界があります。どこかでしっかり時間を作って正しいビジネスマナーを勉強できれば良いですが、難しいケースだってそれはあるでしょう。
風俗店の多くは、きっちりと組織整備がされていません。
求人専門チームあります。経理業務専門チームあります。WEB関係専門チームあります。人事労務専門チームあります。
こうなってません。
個人店などは特にそうですが、店長ポジションの人は本当に色々な業務をこなしています。お客様対応と女性ケアだけに全てを振り切って集中できれば良いですが、他の雑務も含めて風俗店では一般の会社と同じように色々な業務があります。
店長以下数名が、色々な事をこなさなければなりません。もちろんこういった商売で1番大事になる考えは売上・利益→関係者全員が稼げるようになること。そんな考え方が上にきます。他のあらゆることは、近い将来の売上利益への影響は少いため、そこそこできる範囲で頑張るしかないよね。みたいな空気感もあります。
至らない点があれば頑張ってできるようにしていこう!という温かい価値観が多いです
風俗を含め、水商売、ナイトレジャー全体で言えることです。
間違いやミスや至らない点は誰にでもあるんだから、頑張ってできるようにしていこうよ!
こういう価値観がこの業界には流れています。
高収入No1のキーエンスでは分刻みの外報にミスがあると即降格対象になるのだとか…。有名企業、大企業、そういった世界で凌ぎを削る人材たちは基本的につまらないミスをしたら格下げされる世界のようです。
比べて風俗業界はこの辺に関してとても寛容です。
・やってしまったミスは仕方ないから次は気をつけよう!
・至らない点は、まだ成長の余地が沢山あるってことだから前向きにいこう!
同時にセットで教えられるのは、
・間違いをちゃんと認めて謝罪すること
・次はこうすると相手に約束すること
ここを外すとめちゃくちゃ怒られます。
ミスをすることよりも、ちゃんと認めて謝罪しなかったり、変なプライドを持ち続けていることを悪だとする傾向があります。(ここらへんは職人気質に似たものがありますね)
※私は社会にでてすぐ、水商売のアルバイトをしました。絶対にミスをしない鬼上司と関わっていましが、内容を問われる女性ケアで雑に仕事をすると罵倒されて、確認不足を詰められて、早く仕事をこなして内容悪いよりは、少しくらい遅くても確実にいい仕事をしていく方がずっと上だよ。と指導いただいた経験があります。品質・内容を求められる業務では雑にやると後々全体に迷惑をかけてお前が周りから恨まれるかもしれないんだぞ。お前があとで損をするんだから気をつけろよな!といった内容でした。
これから風俗業界で働いて、いつか部下を持つ時には、部下の間違いやミスが、それが続いていき染み付いていくと、本人がどうなってしまう可能性があるのかまでセットで伝えられれば良いのかもしれませんね。
まとめ
風俗業界が居心地がいいと感じる人って実はそこそこいます。
それは、仕事関係の中にも義理人情や思いやりという軸が加わっているからです。
そんな価値観の人が多い業界です。
風俗業界、結構わるくないですよ。